指定管理者の方や、これから指定管理者を目指す方のための情報サイト
株式会社指定管理者情報センター
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明けましておめでとうございます。旧年中は、年末ぎりぎりまで、PFIや(本業ではないのですが)経済産業省関係の補助金のお手伝いをさせていただいた関係で、ホームページの更新ができませんでした。やっと落ち着いてきたので再開します。
数年前くらいから兆候が現れ、昨年(令和5年度)公募で顕著になったのは、(特に地方での)新聞社やテレビ局などのマメコミの指定管理業務への参入です。通常、実績がない法人が指定管理者に選定されるのは難しいのですが、私の把握する限り、マスコミは、結構、善戦しています。
考えられる理由は3点あって、1点目は、言うまでもなく、情報発信力です。特に、地方紙やローカルテレビ局は、当該地域で圧倒的な情報発信力がありますから、これはかなりの優位性です。
また、2点目として、イベント実施に関するノウハウがあります。マスコミは、有名アーティストやスポーツ選手等を招いてのコンサートやスポーツの開催実績もあることが多いので、これらを応募する施設で実施することをアピールして、高い評価を得ている事例が結構あります。
加えて、多くのマスコミは「カルチャーセンター」等の名称で、文化教室を実施してしており、3点目として、このような教室開催ノウハウも大きなアピールポイントになります。
新聞の発行部数減やCMのインターネットシフトなど、マスコミの収益構造にも厳しい時代の変化が直撃しており、マスコミの新分野進出、特に、親和性が高い文化会館やスポーツセンター等の指定管理業務への参入は、今後も増える可能性が高いと考えられます。近年は、応募者が減少しているので、前回公募では、1法人のみの応募で競争がなかった施設も多いと思いますが。次回も同様とは限りません。このように新たな傾向も出てきていることを踏まえ、早い段階から準備に着手するべきだと思います。(2025.1.5)