指定管理者の方や、これから指定管理者を目指す方のための情報サイト
株式会社指定管理者情報センター
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まず、「施設の設置目的」と言いましたが、自社の「強み」と「弱み」を分析することが必要でないわけではありません。ただ、注意していただきたい点が2点あります。
ひとつは、施設の「強み・弱み」と自社の「強み・弱み」を混同しないことです。「客席数2,000席の県内最大のコンサートホールです。」と事業計画書に記載しても、それは施設の「強み」、言い換えると自治体の手柄であり、何のポイントにもなりません。「当社が管理運営を行った過去3年間で、県内最大のコンサートホールを年平均15回満員しています。」という記載は、自社のイベント開催(誘致)能力を説明しているのでポイントになります。「強み・弱み分析」を行う場合は、この違いを必ず理解してください。
もうひとつは、「弱み」の分析は、指定管理者選定に関しては、あまり意味がないということです。もちろん、至らないことを改善することは大切です。けれども、競争である以上、事業計画書に至らない点を進んで記載する必要はありませんし、「今まで至らなかった点を改善する。」という提案は、マイナスをゼロにするだけで、アピールポイントにはならないと考えてください。
ただし、利用者や住民の意見を積極的に収集して「至らない点を継続的に改善する仕組みを構築する」という提案は重要です。これは、「利用者の意見の把握」などの項目でしっかりとアピールしてください。
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