指定管理者の方や、これから指定管理者を目指す方のための情報サイト
株式会社指定管理者情報センター
自治体の指定管理者選定・モニタリングの経験者によるサイトだから、
他のサイトでは得られない情報が満載!
本 社:〒770-8063 徳島市南二軒屋町神成831-16
TEL:(088)625-1339 FAX:(088)678-5804
東 京:〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2-15
浜松町ダイヤビル2階 TEL:(03)6690-2685
全国に拡大した緊急事態宣言により、おそらく、多くの施設が休業していると思います。例年、最も忙しい時期であるゴールデンウィークを、今年は、自宅で過ごしている施設職員の方
も多いのではないでしょうか。少しくらいならよいと思いますが、いつまでも休業が続いている状況は、不安が重なるばかりです。緊急事態宣言が1か月程度、延長されるとの報道もありますが、早く、普通の日常生活が戻ってほしいと思います。
現在、自治体は、新型コロナウィルス対応で、(テレワークも含め) 多くの職員が休日返上で業務を行っています。このため、(あまりよい話ではないのですが) 「自分たちはゴールデンウィークも多忙なのに、指定管理者の職員はずっと休んでいる」と考えている自治体職員がみなさんが思っている以上にたくさんいます。
正直、例年のゴールデンウィークは、多くの自治体職員が休んでいる中で、施設のみなさんがフル回転しているわけですから、1年くらい、逆転現象があっても問題ないと思いますが、現実問題として、「被害妄想的」 な発想をする自治体職員もいますし、(休んでばかりではなく) 少しは仕事のことも考えた方が精神衛生上もよいでしょう。
私は、このような機会にこそ、日ごろはあまり時間を割けない業務、例えば、マニュアルの作成や改訂など、取り組んでみてはと思っています。自治体は、指定管理者に「緊急対応」からはじまり、「苦情対応」、「接遇」、「個人情報保護」、「維持管理」など、たくさんのマニュアル作成・活用を求めます。多くの指定管理者のみなさんは、管理運営がはじまる際に、必要最低限のマニュアルを作成して自治体に届け出ているだけで、その後の改訂作業や新たなマニュアルづくりは、多忙な日常業務の中で、「後回し」 になっているのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症による休業が終了した際に、「新たなマニュアルを作成しました」 とか 「既存のマニュアルを改訂しました」と自治体に報告すれば、「休業中も、可能な限り業務を行っていた」と、特に、今年度に公募がある施設では、評価が上がる可能性も結構あるのではと思います。
なお、施設休業中にできる業務はマニュアル作成・改訂だけではありません。規程の整備、パンフレット・リーフレットの改善、ホームページの改善、備品台帳の整理など、メール等でやりとりしながら、自宅でできる業務も探せば、それなりにあると思いますので、この機会に少しでも実施してみるとよいと思います・(2020.5.2)